Eriko Ito

東京の、とあるソーシャルセクター(中間支援NPO)に勤めて約6年。期間限定でSeattleのNPOに参画後、帰国して出産しました。NPOスタッフが感じるあれこれを発信していきます。

子育て家庭に優しい企業は何故選ばれるのか。-非合理への理解と親心。-

「子育て家庭に優しい企業とそうではない企業、どちらが選ばれると思いますか」

 

と問われたら、前者、と答える人が大半だと思う。

子供の急な発熱、学級閉鎖、行事…

その他、色んな理由で出産前には無かった有休の使い方をせざるを得なくなる。

 

でも、出産前の私は、こうも考えていた。

 

「病児なら病児保育があるし、学級閉鎖ならベビーシッターがある。なんでもっとサービスを使わないの?母親がやらなきゃ!って囚われすぎてるんじゃ?」

 

そう思ってた自分をぶん殴りたくなるけど、本当にそう思ってた。

サービスを活用すれば、もっと「普通の人」と同じように働けるんじゃないの?と。

一児の母となった今なら分かる。

 

「う、うん…そうなんだけど、そうじゃないんだよ…!!!」

 

生後2ヶ月半で仕事に復帰した私は、それはもう、思ってもみなかった程、仕事にならなかった。急な発熱、胃腸炎、謎の目やに、そして定期的な予防接種!

出張先の福島からとんぼ返りで呼び戻されたこともある。(保育園からのお迎え要請の際、私に電話をかけ続け留守電を入れ続けるのではなく、何故、一本、父にかけるという選択肢が思い浮かばないのか…と思った事は多々あれど、それは別に書きます…)

 

当然、出産前の私は「復帰するなら、病児保育の加入は必須!空きが出ないか逐次ウエブサイト確認!」と意気込んでいた。

…が、結局、生後1年経った今でも申し込んでない。

 

それは、全くもって、「非合理的な選択」の結果から、な訳です。

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元々こどもが欲しかったから産んだら可愛いだろうなぁと思っていたものの、

産んでみるとその可愛さが爆発。愛情メーターが常に振り切れてそろそろ壊れるんじゃないかと思ってるほど。

(ちなみに夫の愛情メーターは振り切れてすぎて既に壊れてる模様)

だから、「子供が熱を出した」時に自然と、「熱で辛い時は一緒にいてあげたい」なんて、出産前には思いつきもしなかった選択肢が頭をよぎる訳です。

 

想定してる病児保育は生後半年以上にならないと入会出来ないので、復帰当初は熱が出るたびに私が仕事を休んでたのですが、

全く仕事してないなぁ、なんて思いながらも、その非合理的な選択に対しては不思議な納得感。

 

思えば、出産後から非合理な選択の連続でした。

病児保育は契約してないし、肌着やスキンケア製品は必ず相場より高いもの選んでるし、離乳食を手作りしちゃうし。そうそう可愛い娘を撮るために高いカメラも買いました…(これはちょっと違うか…)

 

全く合理的ではない選択の連続ですが、そうしたいと思うのが親心というもの。

で、それが叶えられないというのは結構なフラストレーションなんだということも分かりました。

 

私が出産前に思ってた、「子育てと両立する方法」は、有休使って、シッター使って…バリバリと「独身時代」と同じように働ける環境を整備すること。

 

でも、出産を経て、「独身時代と同じように働ける環境をサービスを駆使して得る」ことが働きやすさに繋がる訳ではないということが分かりました。

 

子供が熱を出したら早く帰りたい。ご飯は家族で一緒に食べたい。子供をお風呂に入れてあげたい。

一見すると、非合理的にしか見えない欲求は、正直、法律で認めるよう規定するほどでもないものばかり。ニーズも多様だし。

だから、企業文化や企業独自ルールで、こうした非合理を受け入れてあげることが必要なんだろうなと思います。

そして、そうした個人のワガママとも言える、非合理的な選択を受け入れられる企業が子育て家庭にとって魅力的な企業になるんだろうな、と。

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少しずつ丈夫になって休むことも減ってきた娘ちゃん。なんとなく、そろそろ病児保育を契約してもいいかしら?と思い始めてきたのは、

ある程度、病気の時にどんな感じなのかが分かってきたから、というのも大きいかも。

そりゃプロに任せた方がいいんだけど、でも親である私もちゃんと病児の状態については知っておきたいし。(これも非合理的な考え方?)

 

寝る前の徒然日記でしかないけど、出産前の無知な自分を忘れないためにも(笑)、気持ちの比較検討、残しておこうっと。

 

 

 

 

【準備・パッキング編】0歳児連れの子連れ海外出張

必要物の購入が終わったらあとはパッキングだけですが、おむつや洋服などは圧縮袋にいれてパッキングする、ということ以外、スーツケースへのパッキングで工夫したことはありません。

 

むしろ、色々考えたのは

・機内に手荷物で持ち込むもの

・預けて大丈夫なもの(スーツケース)

 

どちらに荷物を振り分けるか、ということ。

 

まず、1番懸念していた、「こどものミルクのお湯と調乳用純水」ですが、

 

手荷物検査、通れます!!!(知らなかった!!)

 

手荷物検査場の前で「液体は全て捨ててください」と表示がありますが、係員に「ベビー用のです」といえば普通に持ち込めます。

日本、バンコク、バリ、シンガポール、イギリスの空港でOKでした。ただし、北京のみお湯と液体ミルク、子供用麦茶は持ち込めるけど、お水はNG。中で買ってね、とのこと。。

 

飛行機内でもお湯はもらえるので、わざわざ持ち込まなくてもいいかもしれないですが、ネットで見てると「機内の衛生環境は、ベビー用ミルクを作るのに適したお湯の提供は難しい…」と書いてる方がいて、本当かどうかは分かりませんが、そこで心配するぐらいなら持ち込んだ方がいいと判断。

また、離陸前のバタバタしたタイミングにちゃんとお湯を貰える確証もなかったので、自分で持っていきました。

(赤ちゃんは耳抜きが出来ないので、離陸時にミルクを飲ませて、耳がキーンとなるのを避けてあげないといけないため、お湯は絶対必要でした。)

 

また、その他の手荷物ですが、大人だけだったら「身軽がいいな〜」となるのですが、赤ちゃんとなると、、、

 

心配しすぎなのは百も承知ですが、1番心配したのは「ロストバゲージ」の可能性。直行便だろうが日系航空会社だろうが、無くなる時は無くなります。

なので、「現地の空港についたらスーツケースから取ればいいや」じゃなくて、もしロストバゲージになっても、1日目は持つぐらいの粉ミルク・ほ乳瓶(使い捨て含む)・水・おむつを持ち込みました。

 

大人だったら、なんとでもできるんですけどね。1日ぐらい水しか飲まなくても死なないし。

 

でも、赤ちゃんはほ乳瓶でミルクを飲むことで水分補給をしてることを考えると、多少大変だったとしても万が一に備えた方がいいなと思って多めに持ち込みました。

 

あとは機内が寒い可能性を考えて羽織ものなど。

 

うちの子はあまりこだわりが無いからですが、使い捨てほ乳瓶も便利でした。サクっと捨てれるのがありがたい◎出発前に2回ほど、使い捨てでも飲めるか試してみましたが、問題無さそうだったので、少し多めに持っていきました。

 

慣れない海外だと何かトラブルがあると焦っちゃうので、事前準備は万端に!と思って色々やっていきました。

 

【※余談・事前に耳鼻科も行きました】

子供によっては、機内のキーンとする気圧差で中耳炎になる子もいるとか…鼻が詰まってるとなりやすいと見たので、ちょうど保育園から「お鼻が出てるので受診してください」と言われたこともあって耳鼻科にも行っておきました。

 

生まれてから耳鼻科にかかったことがなかったので、「海外に行くので長時間、飛行機に乗る」こと、「気圧の変化などが心配」なことを伝え、

・鼻水の吸引と薬の処方

・耳垢の掃除

・鼓膜の状態確認

をやってもらいました。特に耳垢は、初めて病院で取ってもらいましたが、耳の穴と同じサイズのものが取れて、ビビりました…

お医者さんからも、自分で耳垢をとろうとすると鼓膜を傷つけたり危ないので、気になったら早めに来てください、といわれたので、2回目の海外の前にも受診し、チェックをしてもらいました。(大人も耳かきってやっちゃダメなんだそう…)

 

【※余談2・海外旅行保険

ベビーの海外旅行保険ってどうするんだろ?と調べたら、親のクレジットカードの付帯でいけるそう。(ものによって違うと思いますが…)なので、今回は保険額が適当金額であることを確認して、カード付帯のものを使いました。

 

今から思うと心配しすぎだったのかも、とも思いますが、色々調べた結果、やった方がいいと思うことは全部やったので安心していけたな〜と思います。

 

色々書いたけど、あれ…まだ出国できてない…汗。。

 

【準備編】0歳児連れの子連れ海外出張

今の夫と出会う前は、超ドメスティック人材だった私ですが、海外好きな夫の影響と、仕事柄、海外へ行くことが増えてきました。

 

現在、11ヶ月の娘は既に6ヶ国のスタンプが押されるという快進撃でパスポートの余白を埋めていっています。。

 

これまで子連れで行った国は、シンガポール、タイ、インドネシア、台湾、イギリス、フランス。子連れフレンドリーな国なので、飛行機もそれほど苦にはならなかったのですが、子連れ海外ということで行く前にはかなりのリサーチ魔になりました。笑

自分の備忘も込めて、子連れ海外出張tipsです。

 

※ちなみに私は最後一ヶ月半から完全ミルク育児です。…だからほ乳瓶とか、荷物が多くなりましたが、同様の状況の方もいると思うので、ぜひ失敗談も参考にしてください…

 

【持ち物】

これが1番大事といっても過言ではないほど。海外では手に入らないものや、海外のものでは子供が対応できないものも数多くあるので、持ち物は調べまくりました。

 

・おむつ

→海外でも買えるけど被れる可能性があるということから、全日程分、持っていきました。(いつもの1日分+3個多めに計算。×旅程日数分)

 

・ほ乳瓶(4本)

・ほ乳瓶用洗剤

・ほ乳瓶洗い

・使い捨てほ乳瓶(8個)

・ミルトン(錠剤)

・粉ミルク(スティックタイプ。)

→1日に必要分+2個多めに計算。×旅程日数分

・調乳用ベビー純水

・水筒

・麦茶(紙パック)

・ベビーフード

・デザート用の使い捨てプラスティックスプーン

  →ベビーフードを食べさせるための小さなスプーン。スーパーで買いました。…が、個人的にはハーゲンダッツについてくるアイススプーンが1番使いやすかったので、ハーゲンダッツ買う度にストックしてました。笑

 

・日焼け止め(ベビー用)

・ベビー用ボディシャンプー

・洋服

・スタイ

・ラッシュガード

・水着(気合い入れてベビー用ビキニ買っちゃった。笑)

・ウェットティッシュ(除菌用)

・ウェットティッシュ(ノンアルコール)

・おしりふき

・保湿剤、塗り薬等

ジップロック(一箱)

 

持ち物自体は普通のものばかりですが、いくつか「どうしようかな〜」と思ったものが…

 

【調乳用のお水、どうしよう?】

慣れない土地、しかも気候も全然違う!種類も軟水は手に入りにくく、硬水のみ…。

しかも、お水って海外で日本ブランドのものは手に入りにくいんですよね。水の味で差別化しにくいからコストかけて輸出しても買う人いない訳で…

硬水でミルクを作って、体調を崩さないか、自信が無かったのでお水は持っていきました。重たかったけど!!

…というのも、1回目の海外で、途中からお水を現地のものにしたら、体調を崩しちゃったんです。

お水が原因じゃないかもしれないけど、「もしかしたら…」と不安になったこともあって、「いらぬ不安を持つぐらいなら持って行こう!」と2回目は全日程分、スーツケースに詰めました。

ちなみに、海外で手に入りやすいブランドだと、エビアンになりますが、エビアンはホームページで「調乳に使えます」と記載があります。

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エビアンHP

http://www.evian.co.jp/faq/

※でも硬度的にやめた方がいい、という人もいるので、私は日本から普段使ってるものを持っていきました。日本で常用してる人は大丈夫なのかも。

少し月齢があがってきて離乳食もスタートしたぐらいからは、海外で買ったお水も使い始めました。

 

【ほ乳瓶洗い、どうしよう】

ほ乳瓶洗いって嵩張るんですよね…無印でコンパクトなものを見かけたので、それを買って持っていきました。ちょっと洗いにくいけど、旅行中に使うぐらいなら、問題なし!

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【ほ乳瓶用洗剤、どうしよう】

ほ乳瓶用の洗剤、ボトルごと持ってくと重すぎる…しかし海外の洗剤はなんとなく強力そうな気がしてこどものものに使いたくない…ということで、お弁当用の醤油ケースに洗剤を小分けして持っていきました。

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これ、意外と便利。残りがどれぐらいかも分かるので、使う量をセーブしたりもできるし、何回も使えるし。

 

【ほ乳瓶の消毒、どうしよう】

私は元々ミルトン派なので、錠剤を持っていきましたが、問題は消毒用容器…

とりあえず、液に浸かってれば問題ないだろうということで、1回目は大きめのジップロックにいれて消毒しました。

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見た目きれいじゃないけど、こんな感じ。笑

あとは、ホテルに宿泊ならワインクーラーを借りてその中で消毒という方法もあります。こっちのほうが楽かな。

ちなみに水は、プリファイドウォーターを買いました。ミネラルウォーターより割安で大容量パックがあるので、それで消毒。水道水にいる菌をミルトンで全て除去できるか自信がなかったので。(やりすぎなのかな?と思いつつ…)

 

【大量のおむつ…】

これは洋服用の圧縮袋でギュギュっと!!おむつがかさばるんですよね。。

 

えーっと、まだ色々あったような気がするけど、、思い出したら書きます…笑

 

…そんなこんなを工夫して、5日分をパッキングしたスーツケースがこちら!

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1週間以上用の特大スーツケースの片側ほとんどが埋まりました。。

帰りは、お水とおむつが減るので多少は少なくなりますが、多めに持って行ってるので、「めっちゃ軽い!」とはならないので要注意…。

 

【持って行って良かったもの】

ジップロック!!!

これ、本当に持っていって良かったです。とりあえず何かあったらジップロック。子供の洋服が濡れても、おもちゃが散らばりそうになっても、おむつが捨てられなくても、ゴミが出ても、

〈とりあえず、ジップロック!!〉

大小と大きさが違うものがあるとより便利かも。食品も入れられるので少し月齢が進んだ時にパンを入れたり、なんでも保存できるので、オススメです。

 

2回目はちょっと余裕ぶって、おむつと粉ミルクをギリギリに設定したら、本当にギリギリすぎて焦ったので、多少多めに持っていくことをお勧めします。。

産褥トリートメント体験記

これまた書こう書こうと思って手がつけられてなかった、産褥期のママのためのトリートメント(マッサージ)体験記。

 

産後って、骨盤開いてガタガタしてるし、切開の傷はまだまだ痛むし、赤ちゃんが入ってた箇所に臓器が元に戻ろうと動いてるしで、身体的な痛み・ダルさが結構長く続くんです。

 

それに加えて、授乳のために連続して寝れるのは長くて1-2時間という細切れ睡眠。

 

耳に赤ちゃんの泣き声がこびりついて、眠っているうちにシャワーに入ろうとしても、お風呂場に赤ちゃんの泣き声が響いてきてる気がして気になって、途中で切り上げて寝室に直行。(しかし、赤ちゃんを確認すると泣いた気配はなくて、まさかの幻聴…、、!笑)

 

…みたいな感じで、「そもそも身体的にケアが必要な時期なのに、出来ていない」という状況が普通です。

 

…これ、結構しんどいんですよね。赤ちゃん最優先になるのは仕方ないにしても、24時間、その状態が続きまくるのは、精神的に参ってきます。

そんな訳で私は産後ケア系のサービスを使いまくった訳ですが、その内のひとつ、「産褥トリートメント」はかなりオススメなので紹介します!

 

私が受けたのは、前職の同期で同時期に出産したお友達、田村真菜さんの以下のトリートメント。

http://hahanaru.com/

 

訪問型のマッサージで、おうちでやれるので産褥期の人にとってありがたい!

 

で、やってもらってとても良かったので、最近出産した後輩に、出産祝いとしてトリートメントをプレゼントしました。

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(田村さんと後輩ちゃんのお子さん。後輩ちゃんとお子さんの写真を撮り忘れた…!まさか、、、)

 

【時期はいつぐらいに受けるのか?】

・産褥期のトリートメントではありますが、出産の身体的な痛みが収まり、赤ちゃんと自分の生活リズムがなんとなく把握できた、生後3週間目以降〜がいいんじゃないかと思います。

・遅い分には遅くても全然OKで、私は生後2ヶ月ぐらいのタイミングで受けたと思います。(たぶん、、記憶が…汗)

・あんまり早いと、「自分のケアをする心の準備」がまだ整っていない気がするので、産後に少し気持ちが落ち着いてきたら、予約を入れるのがいいのかも。(産前に予約いれることも出来ます)

 

【どんな事をするの?】

・私が受けたのは、いわゆるオイルマッサージ(マッサージの種類にあまり詳しくなく。。汗!正式名称があるかも、、!)

・いくつかのオイルの中から自分が気にいった香りのオイルを選ばせてくれます。(ちなみに、これが地味にテンションあがります。笑  だってそんな贅沢で女子っぽいこと、しばらくしてなかったから!笑)

・オイルは赤ちゃんの口に入っても問題ないものもあるので、気になる人は確認してみるのが良いかもです◎

 

・最初に簡単な問診があるので、問診とトリートメント合わせて全部で90-120分ぐらい。(細かい時間、忘れてしまった。。)

・その後は、ベッド・布団に移動してじっくり施術してもらえます。

 

【赤ちゃん、その間はどうするの?】

・もしママのみの時に施術するなら、ベビーベッドなど安全な場所に寝かせて受けます。もし泣いちゃったら中断して授乳やオムツ替えなど◎  (この中断時間はトリートメントの時間に含まれません。ありがたい!)

 

・出来れば、パパがいる時間に来てもらって、ママは久しぶりの自分のケアに集中できるのがいいんじゃないかなぁ。

・私の時は先輩ママが遊びにきてくれて、見ててくれました◎

・トリートメントをプレゼントした後輩の時は、私も一緒におうちに行き、後輩がトリートメント受けてる間は私がお世話係。(久しぶりの新生児、ほにゃほにゃしてて可愛かった…♡)

 

やっぱり赤ちゃんが泣いてると気になっちゃうので、せっかくの機会だからパパに見ててもらうとか、リラックスして受けられる環境を作るのがオススメです♪

 

【おうちの準備】

・準備は特にないですが、寝室で行うのでもし見られたくないものがあれば(笑)、片付けておいた方がいいかも?(でもまぁ、たくさんのお宅に行ってるから何も気にしないだろうけど。笑)

 

・トリートメント受けた後のオイルは洗い流さず、付けたままにしておくので、施術前にシャワーに入っておくと、すっきり、サッパリした状態で良い香りのオイルに包まれて、程よくほぐれた感じでぐっすり寝れるので、オススメ!笑

 

【受けてみて、どうだった?】

・施術の最中から、ふかーーーーい海の底に沈んでいくような、とてつもなく深い眠りにゆっくり落ちていきますw

(だから、ここで起きなくてもいいように赤ちゃんは誰かが見ててあげてほしい)

・程よくほぐされ、程よい倦怠感とともに、「あー、起きたくない。このまま寝てたい。このままずっと続けててほしい」とぐるぐる思い続けます。笑

 

・プレゼントした後輩も「もう、、体中がスッキリしました…」と言ってたので、効果てきめんなんだと思います。笑

 

【やってもらって本当によかった!】

産後ってどうしても自分のことは後回しになりがちですよね。

もう、とにかく「赤ちゃんを生かす」ことに精一杯で。

(なんなら、自分がちゃんと生きてるか、なんて事には気が回らなくなってくるw)

 

産褥トリートメントの良さは、そんな気を張っている時に、優しいオイルの香りに包まれて、自分の体と向き合って、プロにケアしてもらえるところ。

 

緊張が続いていた中に、ほんの少し、心が解きほぐれる瞬間があると、リセットされてまた頑張ろうって思える。

 

産後って中々、癒しが得にくいので…

 

出産祝いに友達数人で集まって産褥トリートメントをプレゼントして、当日は赤ちゃんのお世話しに行って、終わったら皆でワイワイおしゃべり、みたいな感じが広がるといいなぁ。(パパからのプレゼントとかにも!!)

 

自分の気持ちや身体に鈍感にならずに、ぜひ積極的にケアしていきましょうー!^ ^

今さら聞けない休眠預金あれこれ(基本編)

明けましておめでとうございます。

あっという間に2019年…。昨年は、Seattleから帰国・結婚・出産と重大ライフイベントが連続した一年で、特に産後は正直あまり記憶がありません。(笑)

 

さて、某お正月番組で某アイドルが「2019年って、オリパラがある2020年の前座の年っぽい」と発言していましたが(笑)

2019年、ソーシャル・セクターにとっては大事な年ですよね!そう、休眠預金を活用した助成がいよいよスタートします!(それ以外にも色々トピックはあるけど笑)

…が、私、日本を離れていた+出産・育休で社会と隔絶された生活を送っていた関係で、休眠預金関連の話題は正直「あれ、これってどうなんだっけ?」と思う事もあったんです。

そしてあまりにも基本的すぎて、一番聞きやすい相手&休眠預金関連の最新トピックにも詳しい夫氏にも今更聞けない。。笑(いや、教えてくれるとは思うけども、、)

 

あと、地域活性に関わる知り合いと休眠預金関連の話になっても「よー分からん!」もしくは「え?あの話、もっと先じゃないんですか?」みたいな感じになっていて、

東京・大阪・名古屋あたりの大都市圏で情報が止まっているような印象を受けたんです。

こ、、これはもったいない…休眠預金、イノベーティブな取り組みをしている地域の団体にとって、とてもチャンスな話なのに…

 

…ということで、あまりにも基本的すぎて今更聞けなかったので(笑)、自分で調べてみた内容をせっかくなのでブログにまとめてみました。出来たら、「休眠預金、活用したいな~」と思っている地域の団体にも届いて、何かしらの準備を始めるきっかけになったら嬉しいなぁと思います。

ちょっと長くなりそうなので

(1)今さら聞けない休眠預金あれこれ(基本編)

(2)今、どこまで進んでるの?スケジュール関連

(3)今から何を準備したらいい?休眠預金と社会的インパクト評価

の3本立てでまとめていきます。(まとまるかな…)

そもそも休眠預金って?

 正式名称は「民間公益活動を促進するための休眠預金等に係る資金の活用に関する法律」といい、通称「休眠預金等活用法」と呼ばれています。

 タンスの中に忘れられている通帳や少額しか入っていない口座など、何年も使われていない口座に入っているお金はこれまで「一定期間が過ぎたら銀行の雑益にしてよい」とされてきました。つまり、銀行の利益になってきた訳です。

それに対して諸外国では、

2003年 アイルランド「休眠預金基金」が設立。2005年に法改正により運用スタート

2008年 韓国で休眠預金管理財団(微笑金融中央財団)による活用スタート

2012年 英国でBig Society Capital Ltd.が営業を開始し、活動が本格化

といったように先行して休眠預金が社会的事業に活用されています。(制度設計・運用方法等、日本の休眠預金とは異なる点もあります。)

こうした「忘れられている資金」を社会的事業に生かそう!というのが休眠預金です。(ざっくりすぎる?)

 

休眠預金等活用法の全体図

休眠預金の資金の流れは以下の通りです。

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※公益団体には、NPO法人、一般社団法人、ソーシャルベンチャーなど多様なソーシャルセクターの場合がありえます。※

 

 助成を受けようと思う人たちに直接関係ある所でいくと…

【1】指定活用団体:全国で1つの団体のみ。休眠預金の助成・貸付等の方向性全体を考える。

”「民間公益活動を促進するための休眠預金等に係る資金の活用に関する法律」に基づく指定活用団体 公募要領”には、指定活用団体の役割を下記のように記載しています。

  1. 資金分配団体に対し、助成等の実施に必要な資金について助成又は貸付けを行うこと。
  2. 民間公益活動を行う団体に対し、民間公益活動の実施に必要な資金の貸付けを行うこと。
  3. 休眠預金等交付金の受入れを行うこと。
  4. 民間公益活動の促進に関する調査及び研究を行うこと。
  5. 民間公益活動の促進に資するための啓発活動及び広報活動を行うこと。
  6. 前各号に掲げる業務に附帯する業務

また”休眠預⾦等交付⾦に係る資⾦の活⽤に関する基本⽅針≪概要≫”には、

① 資⾦分配団体の選定等

  • 「優先的に解決すべき社会の諸課題」の把握・分析及び決定。

③ 資⾦分配団体に対する監督

  • 指定活⽤団体は、資⾦分配団体に対して、報告徴収、⽴⼊検査及び不正があった場合における選定の取消し、資⾦の返還等の必要かつ適切な監督を実施。   

とも記載されており、

・休眠預金基金を使用して解決すべき社会課題の分野の決定

・資金の大元の管理、資金分配団体への分配および監督

が大きな役割と言えます。

また、

② 資⾦分配団体に対する助成等

  • 指定活⽤団体が⾏う資⾦提供は、当分の間は、資⾦分配団体への助成のみとする。これをもって資⾦分配団体が⺠間公益活動を⾏う団体に対して助成、貸付け⼜は出資を実施することにより、資⾦分配団体等を育成しつつ本制度を確⽴させることを優先。

と記されている通り、当面の間は、「資金分配団体」が現場のNPO・ソーシャルベンチャー等に対して助成を行う、という流れになるため、休眠預金基金を活用した助成プログラムを創設したい財団などはこの「資金分配団体」に採択される必要があります。

 

【2】資金分配団体:指定管理団体が考案した助成・貸付の方向性を基づいた助成プログラム等を考える。

 前述の通り、休眠預金を活用した助成プログラムを行うには、この指定活用団体に採択される必要があります。

この資金分配団体に期待される役割、最初に基本方針を見た時に面白いなと思いました。

例えば、

資金分配団体は、民間公益活動を行う団体に対して資金支援を行うという法で規定された役割にとどまらず、

革新的な手法による資金の助成、貸付け又は出資や事業実施に係る経営支援や人材支援といった非資金的支援を必要に応じ伴走型で行うこと等を通じ、

民間公益活動の自立した担い手を育成する中心的な役割を担うことが期待される。

 と書かれている上記の役割に加えて、

社会の諸課題は地域や分野ごとに様々であり、民間公益活動を行う団体が行う解決のための手法も多種多様であることから、休眠預金等に係る資金の活用に当たっては、

特定の社会の諸課題の分野や地域の実情等に精通した資金分配団体を経由することにより、

民間公益活動を行う団体に対し適切に必要な支援が行われることが期待される。 

 という風に、「地域や分野によって社会課題も、その解決に有効な手段も様々」なため、現地の状況をよく分かっている資金分配団体の目利き力に期待してるよ、と明記されているのです。

 

東京の中間支援NPOに約6~7年務め、日本全国で活躍する数多くの中間支援NPOとお仕事をご一緒してきた経験から、彼らの

  • 現場の課題をキャッチアップする力
  • 実効性の高い活動を行う現場のNPOと協働する力
  • 我が地域の課題解決に適した手法を見抜く力

等は、多様な課題が解決されていく、とても重要な力だなと感じていました。

 

長くなるので別途記載しますが、今回は政府はあくまで「監視役」という位置づけとなっており、民間の視点を生かして本当に必要な課題に対して助成プログラムを組める可能性がある仕立てになっています。

 

そのため、この資金分配団体がどう動けるか、どのような助成プログラムを創れるかは、休眠預金基金の成果に大きく関係するところだと思います。

(でも、大都市圏もしくは他地域とネットワークがある財団は着々と準備を進めている印象がありますが、地域の財団とかはあまり休眠預金の話題をフォローしていないように感じるんですよね。。)

 

【3】民間公益活動を行う団体:資金分配団体が実施する助成プログラムにエントリーし、その資金を活用して社会課題解決のための活動を行う

「民間公益活動を行う団体」って、長くて一瞬、何だかよく分からなくなるのですが(私だけ?笑)、要は実際に活動を行うNPOや一般社団法人などのことを指します。(ソーシャル・ベンチャーなども入ります)

よく「NPO法人だけ」と思われているのですが、「公益的な活動を行っている株式会社」等の法人格もOKです。

基本方針には以下の6つが掲げられています。

  1. 行政の縦割りに「横串」を刺す、あるいは公的制度のいわゆる「狭間」に位置している具体的な社会の諸課題を抽出し、可視化する。
  2. 成果に着目しつつ休眠預金等に係る資金を効果的・効率的に活用し、社会の諸課題の解決に向けた取組を推進する。
  3. 民間の創意・工夫を十分に活かし、複雑化・高度化した社会の諸課題を解決するための革新的な手法を開発し、実践する。
  4. 自ら行う民間公益活動の成果評価を実施し、民間公益活動の見直しや人材等の資源配分への反映等、民間公益活動のマネジメントの中で評価を有効に活用する。
  5. 現場のニーズや提案、事業成果等を指定活用団体や資金分配団体にフィードバックすることにより、本制度の一層の改善につなげる。  

休眠預金関連で資料を読んでいて面白いなと思ったのは、「公的制度にはカバーできない「狭間」の課題解決をNPO等が担っている」ということが明記されていること、そしてそれが繰り返し使われていること。

また、「評価を行うこと」が要件に入っていることです。

私の専門は社会的インパクト評価なのですが、この評価が要件に入ったことは画期的なことだと思います。

そして、ソーシャル・セクターの現場で活躍されている方々も委員に入って作った制度ということもあって、この「評価」の捉え方がとっても本質的なものになっています。

「事業が成功したか、失敗したのか」という通信簿のように他者から「評価を下される」ものではなく、

評価を行い、それを次の事業に生かしていくこと。」という「事業を成長させ、より大きな社会的インパクトを生み出すためのもの」という位置づけが想定されているからです。

 

しかしながら、基本方針では、「評価」は現場のNPO等が実施することとなっています。

指定活用団体・資金分配団体に評価の方針を示す事やプログラムの要件に組み込むことを求めてはいますが、実際の役割の範囲としては「NPO」側なんです。

もちろん、評価の専門機関に出すことだけではなく、「自己評価」もOKとされていますが、正直、現場のNPOにとって「評価」の負担は結構大きいのではないかと。(私自身がNPOに居たため、その感覚からいうと結構大変。)

 

…という訳でいきなり番宣です(笑)

 

社会的インパクト評価の基礎から実践までが2日間でわかる研修のお知らせ

●社会的インパクト・マネジメント・トレーニング「Maximizing Social Value

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 私が所属する特定非営利活動法人ソーシャルバリュージャパンでは、加盟組織である英国Social Value Internationalによって作成されたトレーニング教材を日本語化し、2019年1月15日(火)ー16日(水)の2日間にわたり、社会的インパクト・マネジメントについてのトレーニングを実施いたします。

今回開催する「Maximizing Social Value」トレーニングは、これまで実施してきたSROIトレーニングを発展させ、これから社会的価値の評価やマネジメントに取り組もうとする非営利組織・企業CSR・助成財団・中間支援組織等の方々を対象に、より広範な社会的価値の最大化のためのマネジメント・フレームワークについて、研修を行うものです。

「社会的インパクト評価とは?」という基礎から、「休眠預金基金が始まったら、どう評価を行えばいいのか」といった実践まで2日間で学べます。

「休眠預金関連に今後、関わることになりそう」という方や「社会的インパクト評価について学んでおきたい」という方など、休眠預金スタートに向けて準備をしたい方にオススメの研修です。

ぜひご参加いただければと思います。

【日 時】
2019年1月15日(火)9:30~17:00、16日(水)9:30~17:00(全2日間)
※終了時間は進み具合により1時間ほど前後する可能性があります。


【会 場】
都内会議室(詳細はお申込みの方にお知らせ致します)


【内 容】
研修では、以下のような内容を扱う予定です。

・社会的価値の7原則
・社会的価値マネジメントの5つのステージ
・アウトカムの定義
・データ収集の対象と方法
・質的リサーチ
・データからの学び
・財務係数の活用

【参加費】

75,000円(消費税込)

 

【定 員】
15名
(定員に達し次第締め切らせていただきます:最少開催人数10名)

 

【対 象】
・非営利組織・企業CSR・助成財団・中間支援組織等において、組織全体の社会的価値の最大化やインパクト・マネジメントの深化を図りたいマネジメント層の方
・上記の団体等において、ご自身のプロジェクトの社会的価値・インパクトの最大化の方法について学びたいプロジェクト・マネージャー、スタッフの方

【使用言語】
日本語

【お申込み・詳細はこちら】

http://ur0.link/P194

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思った以上に長くなったため、記事を分けようと思います。。

次回は、「休眠預金の話って今、どこまで進んでいるの?」、「休眠預金って何が革新的なの?」、「休眠預金のパブリックコメントを紐解いてみよう!」といった話を書こうと思います。

 

1月5日(土)に池上彰さんが出演するテレビ番組でも休眠預金の話題が取り上げられるようです。恐らく「国民の預金が、福祉の予算に使われる」という内容になるのでは?と思いますが、どんな構成になっているのか楽しみです。(忘れずに見ないと!)

 

※私もこの話題については諸先輩方に色々お話しをお伺いしながら学んでいるところです。特に法制定の趣旨などについて「それはちょっと違うんじゃない?」等のご意見等がありましたら、ぜひご指摘いただけたら幸いです。

産後ドゥーラ体験記〜初ワンオペ育児のパートナー〜

産後ケアセンターに続き、産後ドゥーラさん体験記です。

 

—————

産後ケアセンターの滞在も含めると、

本格的に家に帰ってきたのは産後2週間が経とうとした頃でした。

その後、夫の海外出張が1週間入っていたこともあり、

いきなりワンオペ育児は厳しいだろうと思って産後ドゥーラさんにお願いすることにしたのですが、

もう、これが大正解…!

産後ケアセンターは産後ケアセンターで良かったのですが、ドゥーラさん無くして私の心の安寧はありませんでした。。

今、安らかに育児が出来ているのはドゥーラさんのお陰です。

 

でも出産前はその価値が良く分からなかったこともあり、忘れないように体験記を残しておきます。

 

【産後ドゥーラさんの探し方】

私は、産後ケアのスペシャリストの方々が周辺にたくさんいらっしゃるので、直接紹介をしてもらいました。

もし、周辺に産後ドゥーラさんをお願いした人が居たら紹介してもらうのが間違いないと思います。(ドゥーラさんによってはエリアを限定してる方もいるのでそこだけ注意です)

 

あとは、

一般社団法人産後ドゥーラ協会

https://www.doulajapan.com

 

・キッズライン

https://kidsline.me/contents/doula

 

などのウェブサイトから自宅エリア対応のドゥーラさんを検索して自分のニーズに合った人にコンタクトします。

 

【事前カウンセリング】

産後に来てもらう前に、自宅に来てもらってカウンセリングを行います。

 

・やってもらいたいこと(家事、料理、上の子のお世話等のニーズを伝える)

・料理で気をつける事(アレルギー等)

・味の好み(赤味噌白味噌…薄味か濃い味か…サラダ油・ごま油…等々、細かい所まで)

 

…と言ったことをお話ししながら、この方にお願いしたいかどうかを確認します。(合わないなと思ったら断ってOK。産後は少しのことがストレスになったりするので、ここは我慢しない方が良いところ。)

 

【産後ドゥーラさんに来てもらうと…】

産後ドゥーラさんに来てもらった日の流れはこんな感じです。

 

[午前10時]

待ちに待った、ドゥーラさん到着!笑

寝れているか、赤ちゃんに心配なことはないか等を確認してくれて、

今日お願いしたいことを伝えます。

 

私は主に「料理」と「お掃除」をお願いしていました。

 

[10時15分]

「ではお願いしますー」というと、後はもうドゥーラさんが良きように全てやってくれます。

 

そういえば、「アレ、どこにありますか?」とか聞かれなかったな…

色々な家庭を経験してるから、ある程度「この辺だろう」という勘が働くんだろうな。

 

私の場合は「冷蔵庫に入っているもの、食料棚に入っているもの、調味料等、あるものは何でも使って大丈夫です」という風にしていたので、

ごっちゃごちゃの台所の中から、必要なものを発掘して(笑)、うまく使ってくれていました。

 

[11:30]

料理の途中なんですが…

貴重な「赤ちゃん睡眠タイム」到来…!涙

この時間を逃してはなるまい…と、ドゥーラさんにお願いしてシャワーに入ってきます。

 

出産前は、「赤ちゃんが寝てる間なら余裕で入れるでしょ」と思ってましたが、ところがどっこい。何故か、シャワー中に限って、途中で起きて泣いてるんです(涙)

シャワーから上がったら聞こえてくる、この世の終わりのようなぎゃん泣き声…

…という訳で、夫が出張中は、「泣かれるのを覚悟して心を鬼にして速攻で入る or 入らない(笑)」の2択を真剣に悩んでました。笑

と言いつつ、悪露で体は汚れるのでサッパリしたいんですよね。

 

なので、「誰かが見ていてくれる」安心感はもの凄い。

しかも、洗い残し箇所がない!(喜!)

髪をちゃんと乾かせる!(大歓喜!)

みたいな感じで、シャワーに入れただけで、身も心もリフレッシュ出来て良かったです。笑

 

[12:00]

あがった所で赤ちゃんを受け取って、ドゥーラさんはお料理再開…

なんですが、ここで何と…なんと…

 

「お昼ごはん、出来てますよ」

の神の一言。。。涙

 

ドゥーラさんが到着した時に「食べる時間がなくて、昨日の夜ごはんも、今日の朝ごはんも食べれませんでした(笑)」と伝えていたら、

有り物でささっとご飯、作っていてくれました。。

 

野菜たっぷりのお味噌汁に、キノコや大根おろしがかかったサッパリうどん。

いや、なんかもう、神にしか見えない…

 

[12:15]

食べてる間に、台所を綺麗に片付けて、二階のお部屋に掃除機をかけてくれたり…

時間いっぱいいっぱいまで、色々やってもらえます。

 

そんなに綺麗好きじゃないので(笑)、掃除はそんなに必要ないと思ってたのですが、産後、か弱い赤ちゃんが暮らす家、と思うとホコリや髪の毛が気になって気になって…

ささっとやってもらえて、大変ありがたかったです。

 

[12:30]

終了時刻。

冷蔵庫の中には、料理が入ったタッパーがぎっしり入ってます。

食事がなによりも楽しみな産後女性としては(笑)、この光景が何よりもテンションあがります。笑

 

一回2.5時間でお願いしていたので、この日はこれで終了。2-3日後にまた来てもらうことにしました。

 

【ドゥーラさんのある日のお料理一覧】

実質、1.5〜2時間もかからず、サクサクっと手際よくお料理をしていくドゥーラさん。

実際に作ってもらったお料理は、以下の11品です。

 

・人参シリシリ
・お味噌汁
・ちんげん菜の出汁煮
・ゴーヤチャンプル
・こふき芋
・おにぎり
・肉味噌
・肉そぼろ
・ゴーヤのニンニク炒め
・きゅうりと大根の酢の物
・ナスの煮浸し

 

この数をこの時間数で作っちゃうんだから、、一体どうやってるんだろう。。

お味も、産後に合わせた薄味で、出汁をしっかり取って使ってくれていたので、とっても美味しかったです。

 

【産後ドゥーラさん、お願いして良かった!】

産後のお手伝いの選択肢としては

 

・実家もしくは義実家の母

・行政の産後ヘルパー

・産褥ヘルプ(友達に手伝いを頼む)

・家事代行

・産後ドゥーラ

 

あたりが選択肢としてあります。

それぞれメリットデメリットありますが、産後ドゥーラのメリットは

 

①細かな指示がいらない。

「〇〇は、どこ?」とか、「〇〇、しても大丈夫?」とかの細かい確認はほぼ要らないので、来てもらってる間はずっとソファで寝ていました。笑

 

もちろん、「台所が…汚い…」や「掃除用具が出しっ放し…」等も一切なく、後片づけも完璧で(むしろ綺麗になってる)全くのストレスフリー!

 

産後女性の状況、気持ち、どこまで勝手にやっていいのかの塩梅を良く分かっているので、毎回とても安心でした。

 

②育児相談ができる

ご自身もお子さんを育てていた経験から、色々なアドバイスをくれます。

 

私が同じしていた時期は特に赤ちゃんの便秘がひどく、悩んでいたのですが、

便秘が治りやすい体勢や、マッサージ、運動の方法を教えてくれて、

実際それをやって一時間後には解消されたり。

 

来てもらう度に何かしら相談していたと思います。

 

③とにかく「(ほぼ)何でも頼める」

私がほかの方法じゃなくて、ドゥーラさんにお願いした理由の1つがこれ。

 

料理、掃除、赤ちゃんを見ていてくれる等々…ほぼ何でもお願いできます。

 

ダメなのは、「赤ちゃんを置いて母が出かけること」だったかな。保護者がいない環境で託児はしません、って感じ。

他のことはほぼ何でも大丈夫だったと思います。

 

行政の産後ヘルパーも掃除や料理はやってくれるけど、「育児」は違うサービスを利用してね、だし

「家事代行」もやれる事は限られている。

 

ワンストップでお願いできるドゥーラさんは、産後にあまり作業を増やしたくない産後女性の味方だと思います。

 

———

そういえば、ドゥーラさんに来てもらえる日は楽しみすぎて、テンション上がってた記憶があります。笑

 

お茶碗とか、洗い物は来る前に洗い終わってたり。笑

(いや、そういうのもやってもらえるのがドゥーラさんなので、わざわざやらなくていいんだけど、なんだかソワソワしちゃって!笑)

 

ドゥーラさんが家に到着したら、身支度する間もなく、マシンガントーク・立ちっぱなしで、

 

「今日は40分に一回起こされて、赤ちゃんは昨日もウンチが出なくて、今日から夫は海外出張で、気温が上がってきたから何を着せたらいいのか分からなくて、ゴーヤチャンプル作ろうと思ったらそんな時間なくて材料が腐りそうで、アレやコレやアレやコレや…(以下、15分くらいエンドレス)」

 

みたいな感じで、とにかく「聞いて聞いて!」って喋ってた記憶がある。。。

 

お料理もお掃除もやってもらえた事は全てありがたかったけど、信頼できる大人の女性に話を聞いてもらえるっていうのが、産後1ヶ月未満のママとしては1番欲求が満たされたことだったかも。笑

 

いや、実際に産後1ヶ月、全く家を出れません、って結構キツイんですよね。

しかも夫が海外出張って。。。うん、ほんと、来てもらって良かった。笑

 

癒し系な優しいドゥーラさんに来てもらえて、とっても癒されました♡

「家事をしてくれる」以上の効果があるドゥーラさん。

 

産後に「実家の母に手伝いに来てもらえない」、「里帰り出産はしない」という方には、とってもおススメです!

 

産後ケアセンター体験記(後編)+わたし的産後ケアセンターを選ぶ時の選び方

最近、寝るのがとっても上手になってきて寝かしつけが以前ほど難しくなくなってきた娘ちゃん。

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お腹を満たして、1時間くらい歌を歌ったり、絵本を読んで遊んであげると、あとはバランスボールでポンポン跳ねながら寝かしつけすれば完了です。(睡眠欲がすごい。。)

 

夜中も1回、明け方に1回起きるけど許容範囲内。しかし、今日のような雨で外に出れなかった時は私の体力が余り、私が寝付けません!(娘は寝てるのに!もったいない!この時間で寝たい!!)

 

ダラダラしてるのも勿体ないので、ブログ更新します。。

 

最後のほうに、私が産後ケアセンターを選んだ時の基準も書こうと思いますが、「そもそも産後ケアセンターってどうやって探したらいいの?」という方へ。

 

いくつか方法がありますが、

①住んでいる区役所に聞く。(母子手帳を貰った課に行けば、区内に産後ケア施設がある場合は案内してもらえます、少なくとも杉並区と世田谷区は)

 

②「住んでるエリア+産後ケアセンター」で検索する。この時、産後ケアセンターというキーワードだけではなく、「産褥院」、「産後入院」等、いくつか違うワードでいれると見つかることもあります。

 

③一般社団法人 産後ケア協会のウェブサイトを参考にする

https://sango-care.jp/convalescence/

(↑のページの下の方にあります)

 

…等があります。③が一番情報がまとまってる印象です。でも、もしかしたら自分が出産する病院が「その病院で出産した人限定で」産後ケア入院やってます、ということもあるかもしれないし、「旦那さんが海外出張で産後直後は家にいない」等の時には延長入院ができる院もあるみたい。

とにかく、「産後ケア入院したいんだ!」と情報発信してどんどん情報を集めていくのがいいかなぁと思います。

 

では、産後ケアセンター体験記、後編です^_^

 

【17時: ゴロゴロタイム@自室】

17時ぐらいに授乳を終えたら、赤ちゃんをベビールームに連れていくも良し、一緒にベッドでゴロゴロするも良し。

でもこの時間は、夜中の授乳に備えて預けている人が多かった気がします。

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ベビールームはこんなところ。ガラス張りに沿ってベッドが並んでます。赤ちゃん天国♡外から見てると癒されます。

 

【18時: 夕食】

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待ちに待ったw夕食です!相変わらずボリュームたっぷり!味付けも変に薄味でもないし、普通に美味しい。

 

【19時30分: 授乳タイム】

えぇぇぇ…もう。。。

新生児の胃袋はピンポン球サイズらしくて、すぐお腹すいちゃうのだそうです。。

 

授乳している間に、8時になったら夜のおやつが来ます。

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ほんと、これの為に頑張れる。笑

 

…でも、少しお預けにして、その前にケアスタッフさんが「おっぱいマッサージ」をしてくれます。

赤ちゃんがまだ上手にミルクを飲めないのに、母体は母乳を作るので結構、痛くなってくるんです。

表現しにくいけど、どこかにぶつけて酷い青あざができた鈍い痛みが両胸全部に広がってる、みたいな。

 

そこで、定期的にマッサージをしてもらって溜まっている母乳を抜いてもらいます。

…これが激痛で!!!笑

こんなに眉間に皺をよせて、歯を食いしばって耐えた経験、大人になってからは中々無いですw(しかも30分間くらい!)

 

桶谷式とか痛くない流派もあるようですが、ここのケアセンターは誰にお願いしても痛かったです。。。…が、これをやらないともっと痛いので(涙)

お願いすればいつでもやってくれるので、それはとてもありがたかったです。

 

【21時 : おやすみタイム】

夜中の授乳に向けて寝ます!!

 

【23時 : 授乳タイム】

今日最後の授乳時間。。ゼーゼー、ハーハー、、、

終わったら赤ちゃんをベビールームで預かってもらって、寝ます!

 

【午前2時30分 : 授乳タイム】

内線できっちり起こされます!

 

そして、この夜間の授乳タイムが「最も産後ケアセンターに入って良かった」と心底思う瞬間。

 

深夜、自分の赤ちゃんのギャン泣き以外聞こえない中で、孤独に、ちゃんと母乳が出ているのか不安になりながら、上手く吸えなくて激怒してる赤ちゃんに「ごめんねごめん」と思いながら、自分は自分で切れそうな乳首の痛みに耐えながら、

 

痛くて辛いのか、気持ち的に辛いのか、両方なのか分からないまま、涙しながら授乳しなきゃいけない。

 

産後に、自宅で誰もヘルプが入らないってこういう状況なんです。

私は出産した病院を退院して2日間、自宅に滞在してから、この産後ケアセンターに入りましたが、

このたった2日間が本当にしんどかった。

 

夜が来るのが怖かった。

 

産後ケアセンターに入って心からホッとしました。

・自身も子育て経験のあるケアスタッフが授乳中、付きっきりで居てくれる。

・姿勢や赤ちゃんの体勢など授乳が上手くいく方法を一緒に悩んでくれる

・少しでも上手くいったことがあったら、大げさに褒めてくれる

・そして何より、「ほんと、なんて可愛い子なんでしょう!!!」と我が子をずーーっと褒めてくれる

 

特に「褒めてくれる」というのが大事だったなぁと思います。

大人のくせに「褒めてくれて嬉しい」ってなんだよ、って感じですが、

 

産後は、

・初めての育児で何も良くわからない。これでいいのか、全てが不安

・産院で教えてもらったとおりにしてるのに、赤ちゃんギャン泣き。全く上手くいかない

・母乳を飲んでくれないなんて、このまま栄養不足で死んじゃったらどうしよう!(涙)と本気で泣きそうになってる

 

みたいな感じで、触れたらポキっと折れかねない精神状態だったりするし、

ギャン泣きの中でどうしていいか分からない!暗闇の中で孤独に立ちすくんでしまう、といった状況になりかねない。

 

そんな中で先輩ママでもあるケアスタッフさんが

「大丈夫!今の日齢でこんなに吸えてたらバッチリですよ!」とか、

「毎日、どんどん可愛くなっていきますねー!」とか、

「今日はなんと30グラムも増えましたよ!良かった!」とか、

一緒になって伴走してくれることがどんなにありがたいことか。

 

「だれか1人居る」っていうのがとっても大事。

家に帰ってからは、旦那さんが夜中の授乳の時は付き合ってくれてたけど、「仕事もあるのに申し訳ないな」と思っちゃうから(そしてそう思う事もストレス。笑)、

「夜が怖い」対策に、産後ケアセンターに入れたことが一番入って良かったことだなぁと思います。

 

爪の切り方、おひな巻きの巻き方、すぐ救急車を呼ばなきゃいけないウンチの色の見極め方等々…

 

雑談まじりの中でも惜しみなく色々教えてくれたので、滞在後はある程度余裕を持って育児に臨むことが出来ました。

 

思うに、産後鬱は夜に起こるのではないだろうか。。いや、一日を通して鬱に繋がってしまう状況なんだろうと思いますが、夜は特に辛いし。

人間の本能に働きかけてくる「恐怖」があるような気がする。

 

個人的にはですが、産後鬱の予防のために産後ケアセンターが推奨されるとともに、

産後鬱になってしまったママが公費で産後ケアセンターに入って療養出来る仕組みになったらいいなぁと思います。

 

(だって心療内科かかっても母乳あげてるうちは薬飲めないし。。家に帰っても状況は変わらない訳だし。。こういう時こそ公費助成の出番な気がする)

 

—————————

最後は個人的な想いになってしまいましたが、

私の産後ケアセンター体験記はこれで終わりです!

 

前編の冒頭に、産後ケアセンターに入る目的の1つに「ちゃんと寝たい」というのがありましたが、これは叶いませんでした。。

でも、母乳をしっかり出すために最初が肝心なのでしょうがないかなと思います。(それ以外の時間で割と寝れたし)

 

とっても産後の満足度・幸福度が高くなったのは、産後ケアセンターに入ったことも大きいので、とにかく入って良かった!と思ってます。

 

産後ケアセンターは、各施設で独自に運営されているので、ご自分の好みにあった所を探すことをオススメします。出来れば一度、事前見学をした方が良さそうです。

 

例えば、私の場合は

・和室(布団)ではなく、洋室(ベッド)が良かった。(胡座がかけないので和室は辛い)

・個室でプライバシーに配慮されてる所が良い(ふすま一枚隔てて…だと気を使ってしまう)

・母子別室OKのところ(場所によっては完全母子同室のところもあり、それでは私は寝れないなぁと思ったため)

・事前予約可能なところ(私が調べた助産院運営のところは、予約不可で「電話して空いてたら3日後から入れる」みたいな所が多かった。産後の身体でそれは無理…と思ったので)

 

…といった事を重視した結果、私が行ったところしか当てはまりませんでした。。探せばもっと出てくるのかもしらないけど、、(予約可能なところがほとんど無かった)

 

逆に、家からの距離は気にしませんでした。(産院みたいに頻繁に往復する訳でないので)

 

行く前には気づきませんでしたが、韓国の産褥院からノウハウ提供を受けているみたいで、日本のセオリーとは少し違うことを教えられた、というのもありました。(授乳方法や、おしゃぶりの考え方など)

 

日本古来の方法がいい!という方は、長くやってる助産院運営のところの方がいいのかも?

 

…といった感じで、「行ってみなきゃわからないこともある」のですが、見学すれば概ね分かると思うのでぜひ一度、実際に訪れることをオススメします。

 

 

長くなりましたが、産後ケアセンター体験記でした!

 

1人でも多くのママが、穏やかで幸せに満ち溢れた産後を過ごせますように。。