Eriko Kawaguchi

東京の、とあるソーシャルセクター(中間支援NPO)に勤めて約7年。現在は期間限定でSeattleに滞在中。元NPOスタッフから見て面白いと思ったSeattleのソーシャルな話題を発信していきます。

家庭内の家事・育児のシェアはどうあるべきか。~バッサリ価値観を切られた話。

「女性が働くこと」が当たり前の社会~“8時間は8時間”~

個人的に印象的だった話。

「女性が働くことが当たり前のアメリカ」というのは日本でも良く聞く話ですが、

この間のコミュニティ・カレッジの先生(もう独立した2名の子供がいる女性)&クラスメイトたちと、「家庭内の家事・育児シェアはどうあるべきか?」というディスカッションの中で、

私が「アメリカも日本も同様だが、一般的に女性の方が賃金が安い事が多い。共働きでフルタイム勤務だったとしても、男性の方が家計に貢献しているので、家事・育児を50:50にしてほしい、とは言いにくい」と発言したら、

「でも、あなたも、あなたの夫も、同じ”8時間”を仕事に費やしてるんでしょ?それなら、家事・育児のシェアは50:50にすべきだと思うわ」とバッサリ。

夫だろうが妻だろうが、一人あたり一日は24時間しかない。そのうちの「8時間」をお互い仕事に費やしているなら、お互いに「フルタイム勤務、お疲れ様」ということを尊重すべきでは?

という趣旨の話で、ガーーーン。

 

それと「旦那さんが忙しくて、出張で家を空けることが多かったり、しかもそれが海外出張で2週間、とかだったりすると、どうしても50:50は難しいのでは?妻側としても、夫の仕事を応援したい、という気持ちも勿論あるから、”仕事をセーブしてもらってまで(出張は特にカットしにくい仕事の一つだと思う)50:50にこだわれないな…”と思う気持ちもあると思う」

と発言したら、

「だから家事・育児の外注サービスを雇うのよ、彼のお金でね。」

とチャーミングな笑顔で、これまたバッサリ。笑

な、なるほど…そうね。。。「夫分の家事・育児をやってくれる人を雇うお金は、夫が出す」ってそりゃそーだ。。。

 

Hire professional people

ちなみに、英語のディスカッションの中では「Outsource(外注)」という言葉は使ってなくて「Hire professional people(プロを雇う)」という表現だった。

外注って言うと家事・育児の放棄のイメージが強くて使いにくいけど、「プロを雇う」なら”より良い質を家庭にもたらす”イメージになるから、こっちの方で日本も普及したらいいのに。

あまりにもバッサリすぎて、なんだか印象的だったお話。私もまだまだ日本の呪いに囚われているなぁ~。

#日本は労働時間が8時間じゃないって話は突っ込めなかった

 

※追記:投稿してから改めて色々考えて、ちょっと追記します。

家事・育児は50:50であるべき、という話だけど、それは女性側が「やってもらって当たり前!」と権利を声高に主張していい、という話では勿論ない。なので、「夫もやるべきでしょ!!」と対決姿勢で臨むのは違うなぁと思います。

なんとなく、この先生から感じられたのは「お互いに、お互いの仕事を尊敬しあっている」こと。この”リスペクト”の感覚が50:50(お互いに同じくらい持っている)状態になることが大切なんだろうな、と思いました。